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j- kissって何?

J-KISSとは、新株予約権を利用した簡易な資金調達手法で、主にシード期の資金調達で用いられています。 公開から5年ほどが経ち普及も進んでいますが、仕組みには複雑なところもあり、十分な理解のもとで活用することが重要です。 2022年4月には、J-KISSの設計・公開を行っているCoral Capitalより、アップデート版(「J-KISS 2.0」)が公表されました。 本記事では、従来版J-KISSと新版J-KISSの違いや注意すべき点にも言及しつつ、J-KISSの仕組みや活用のためのポイントを解説していきます。 2018年東京大学法学部卒業。 2019年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)。 2020年法律事務所ZeLo参画。

j- kiss/ce って何?

J-KISS/CE とは、投資家から新株予約権として資金調達し、一定期間経過後に次回の資金調達が実行されることを行使条件(前提条件)として、次回ラウンドに一定の条件の下、株式に転換するスキームです。 <参照:「コンバーティブル投資手段」活用ガイドライン> 上記のように、 J-KISS/CE 出資時にはバリュエーション交渉が不要、次回の資金調達時の発行株価に応じて発行株式数が決まるため、優先株式に比べて簡易な手続きで資金調達が可能となる。 もともとバリュエーションを交渉する必要がないのが J-KISS/CE の特徴と言えますが、上場会社が CE を引き受けた場合には、投資時及びその後の会計処理において会計監査人から公正価値の検討を求められることもあるため、注意が必要です。

スタートアップの「j- kiss」とは何ですか?

J-KISSは、シード期のスタートアップのための簡易な資金調達手法として、2016年に500 Startups Japan(Coral Capitalの前身)が公開したフォーマット(ひな形)です。 アメリカで広く活用されている「KISS」を参考に作成されています。 J-KISSの基本的なコンセプトは、具体的な条件の決定を先送りにして、簡易なフォーマットで迅速に資金調達を完了させることにあります。 まず、投資金額といくつかの変数のみを決めて、資金調達を実施し、新株予約権を発行します。 新株予約権が株式に転換されるとき、次回ラウンドの投資条件に準じた形で、株価・発行株式数や発行する株式(優先株式)、その他契約上の投資家の権利を確定させます。

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